【株式投資】グロース株を始めるなら今!押さえておくべき基礎知識

株式投資を始めたいけれど、何から手をつけていいかわからない。
 
そんな投資初心者の方々におすすめなのが、将来性の高い企業に投資する
「グロース株投資」です。
 
今回の記事では、グロース株の基礎知識から、有望な銘柄の見つけ方、メリットとデメリットまで、グロース株投資の全体像を詳しく解説しています。
 
ROE(自己資本利益率)が高い企業や、IT・ハイテク分野の企業に注目することで、有望なグロース株を発掘できることがわかるでしょう。

本記事を読めば、グロース株投資の基本を押さえ、自分に合った投資スタイルを見つける手がかりが得られます。

ぜひ、この記事を参考に、グロース株投資に挑戦してみてください。
 

グロース株とは

グロース株とは、将来の成長性が高いと期待される企業の株式のことです。
 
これらの企業は、革新的な商品やサービスを提供しており、投資家から高い評価を受けています。

そのため、グロース株の株価は通常の株式よりも高くなる傾向があります。
 
もちろん、株価が高ければリスクも高くなると不安になる人もいるかと思います。

しかし、長期的な視点で見ると、グロース株には大きなメリットがあります。
 
成長力のある企業は、社会の変化に素早く適応し、新しい技術を取り入れて事業を発展させることができます。たとえ一つの事業が失敗しても、別の事業で成功するチャンスがあるのです。
 
つまり、グロース株は「リスクが高い」というよりも、「長期的に見れば高いリターンが期待できる」と考えられています。
 

グロース株の見つけ方

投資を始めたばかりの方にとって、有望なグロース株を見つけるのは難しいと感じるかもしれません。

しかし、これから解説するポイントを押さえれば、将来性のある銘柄を見つけることができます。
 
それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
 

①財務指標ROE(自己資本利益率)で見つける

グロース株を探すには、ROE(自己資本利益率)をチェックしましょう。

ROEは、会社が株主からお金を集めて、それをどのくらい上手に使って利益を出しているかを示す指標です。
 
ROEの計算式は、次のようになります。
   
例えば、ある会社の当期純利益が1億円、自己資本が10億円だとします。この場合、ROEは以下のように計算されます。
   
つまり、この会社は株主から集めた10億円で、1億円の利益を出したことになります。
 
ROEが高い会社は、株主のお金をうまく使って、たくさん利益を出しました。そのため、将来もどんどん成長していく可能性が高いといえるでしょう。
 
ただし、同じ業界の他の会社と比べて、そのROEが高いかどうかを確認することが大切です。


業界平均よりもROEが高ければ、その会社は他社より効率的に運営されていると判断できます。

例えば、Apple社の例を見てみましょう。同社は過去に高い自己資本利益率(ROE)を維持し、その結果、株価も大きく上昇しました。
 
2022年にApple社のROEは
150%に達しました。

これは同業他社と比べても非常に高い数値で、Apple社が株主資本を有効活用し、高い収益性を実現していることがわかります。
 
Apple社のように、高いROEを長期間維持できる企業は、投資家から高く評価され、株価の上昇につながる可能性が高いのです。
 

②IT・ハイテク系に絞って見つける

IT・ハイテク系は、成長の可能性が高く、投資初心者にとっておすすめです。
 
なぜなら、技術革新や市場の拡大により、急速な成長が期待できるためです。IT・ハイテク業界は常に新しい技術が生まれ、既存の技術が進化しています。
 
これにより、企業は新しい市場を開拓しやすく、成長の機会が多くなっています。
 
また、デジタル化の進展により、IT・ハイテク製品やサービスの需要が増加しており、特に生成AIや半導体などの分野は急速に成長しています。
 
例えば、エヌビディアやAMDなどの企業は、AI半導体の需要増加により株価が上昇しています。
 
このように、IT・ハイテク系のグロース株は、技術革新と市場の拡大により高い成長が期待できるため、投資初心者にとって魅力的な選択肢となっています。
 

③スクリーニングツールを使って見つける

株を買うとき、たくさんの会社の中からどれを選べばいいか迷ってしまいますよね。
 
そこで役立つのが「スクリーニング」です。

スクリーニングとは、自分の目的に合う会社を見つけるための “
ふるい” のようなものです。
 
例えば、以下の探し方ができます。
 
 
そして、その条件に当てはまる会社だけを “ふるい” にかけて探し出すのです。
 
つまり、スクリーニングとは、 「投資家が自分の目的に合った会社を、条件を決めて絞り込んで選ぶこと」 だと覚えておきましょう。
 
スクリーニングを使えば、投資の初心者でも、自分に合った銘柄選びができるようになります。
 

グロース株3つのメリット

グロース株は、将来の高い成長が期待できる企業の株式です。

適切に選べば、大きなリターンを得られる可能性があります。
 
ここでは、グロース株投資のメリットを3つ紹介します。
 

メリット① 大きな利益(キャピタルゲイン)を得られる可能性

グロース株は、企業の成長性や将来性が高く評価されているため、株価が大幅に上昇する可能性があります。

長期的に保有することで、株価が10倍、100倍になることもあり得ます。
 

メリット② 短期・長期どちらの投資にも適している


グロース株は、短期的なトレードでも利益を狙うことができ、業績発表などのタイミングで株価が一時的に上昇することがあります。

また、長期的に保有することで、企業の成長にともなう株価上昇を享受することも可能です。
 

メリット③ 需要の増加による株価上昇


グロース株は、革新的なサービスや商品を提供する企業が多く、市場からの注目度が高いため、需要が増えやすく、さらなる株価上昇が期待できます。
 

グロース株3つのデメリット


グロース株には、株価の変動が大きいというリスクがつきものです。
そのデメリットを理解し、適切に対処することが重要となります。
 
ここでは、グロース株のデメリットとして、以下の3つを紹介します。
 

デメリット① 株価の変動が大きい

グロース株は、企業の高い成長性に注目が集まるため、株価の値動きが激しい特徴があります。
 
そのため、短期間で大きな収益を得られる可能性がある一方で、同じように短期間で大きな損失を被るリスクがともないます。
 

デメリット② 割高な株価

グロース株は、将来性への期待から人気が高く、実力以上に株価が吊り上がることがあります。
 
 
これは、風船に空気を入れすぎた状態に似ています。風船が大きいほど、空気が抜けた時の落下は激しくなります。 
 
同様に、グロース株も期待通りに成長できない場合、一気に下落することに注意しましょう。
 

デメリット③ 配当金が少ない

多くのグロース株は、将来の事業拡大に向けて利益を再投資する傾向があります。
 
そのため、配当金が少ないか、全く配当されないことが多いです。

グロース株に投資する際は、配当金による定期的な収入は期待できません。
 
その代わり、企業の成長にともなう株価の上昇によって、長期的に高いリターンを狙うことになります。
 

まとめ

今回は、グロース株について解説しました。
 
グロース株とは、将来の成長が期待される企業の株のことです。

これらの企業は、新しい技術やサービスを開発したり、市場シェアを拡大したりすることで、将来的に大きな利益を上げる可能性があります。
 
グロース株を見つけるには、以下の点に注目すると良いでしょう。
 

  1. ROE(自己資本利益率)が高い企業
  2. 同業他社と比べて成長率が高い企業
  3. IT・ハイテク分野など、将来性のある業界の企業

 
ただし、グロース株には注意点もあります。
 
株価の変動が大きく、リスクが高いことがあります。また、株価が高く、配当金が少ないことが多いです。
 
自分の投資目的やリスク許容度に合ったグロース株を選ぶことが大切です。

長期的な視点を持って、将来性のある企業に投資することで、大きなリターンを得られる可能性があります。
 
投資は、自分に合ったスタイルで、少しずつ始めてみるのが良いでしょう。
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