【購入手数料0!】ノーロード投資の特徴と選び方を徹底解説

購入時手数料がかからないため、初期投資額を抑えられるノーロード投資信託。
 
しかし、仕組みや特徴、メリット・デメリットについて疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
 
本記事では、ノーロード投資信託の基本から、種類、選び方のポイントまで詳しく解説します。

長期投資を考えている方や、コスト効率の良い投資方法を探している方におすすめです。
 
初心者からベテラン投資家まで、幅広い読者の方々にとって有益な内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。
 

ノーロード投資信託とは?

ノーロード投資信託とは、購入時の手数料が無料の投資信託を指します。
 
通常の投資信託では、購入時に数%の手数料がかかりますが、ノーロード投資信託ではこの初期コストが発生しません。

そのため、投資家はより多くの資金を運用に回すことができ、長期的な資産形成において有利に立つことができるでしょう。
 
ノーロード投資信託の代表例として、インデックスファンド(日経平均株価やTOPIXに連動するファンド)が挙げられます。
 
これらのファンドは、市場全体の動きに連動することで、過度なリスクを抑えつつ平均的な利益を目指すため、幅広い投資家から支持を集めています。
 

ノーロード投資のメリット

ここでは、ノーロード投資のメリットを紹介します。  

コスト削減による複利効果の最大化

ノーロード投資信託は購入時手数料がかからないため、投資に回す資金(投資元本)を最大限に活用でき、複利効果を高めることができます。
 
複利効果とは、投資によって得た利益を再投資することで、元本が増え、結果として利息も増えていく好循環を指します。

例えば、毎年5%の利回りで10万円を投資すると、10年後には約16万円、20年後には約26万円に成長する可能性があります。
 

非課税制度との相性の良さ

ノーロード投資信託は、NISA(少額投資非課税制度)との組み合わせにより、投資効率を最大化できます。
 
通常20.315%もの税金がかかる配当金や売却益が、非課税になり販売手数料もかかりません。
 

ノーロード投資のデメリット

次に、ノーロード投資のデメリットを紹介します。
 

運用管理費用(信託報酬)が高くなる傾向

ノーロード投資信託は、購入時に販売手数料がかからないため、運用会社は別の方法で収益を確保する必要があります。
 
そのため、運用管理費用(信託報酬)が比較的高く設定されることがあります。
 
信託報酬は、投資信託の運用にかかる費用を賄うもので、運用会社、販売会社、信託銀行の3者に配分されます。
 
購入時の手数料が無料である一方で、信託報酬が年率1%近くに設定されているケースも見られます。
投資家は、この点に注意して商品を選択しましょう。
 

商品ラインナップが限定的

ノーロード投資信託は、市場全体の動きに連動するインデックス型ファンドが多いです。
 
そのため、一般の人が選べる商品の種類が限られてしまい、特定の分野に力を入れて運用するアクティブファンドや、特定の業界に特化した商品を選ぶのが難しくなっています。
 

短期売買を助長する可能性

ノーロード投資信託は、購入時手数料がかからないため、頻繁な売買によるコスト増加を抑えられます。
 
このことから、投資家が短期的な市場変動(日々の株価の上下)に反応して活発に売買を行う傾向が強まる可能性があります。
 

ノーロード投資の種類

次に、ノーロード投資の種類を見ていきます。  

インデックスファンド

インデックスファンドは、特定の市場指数(日経平均株価やTOPIX)に連動するように設計された投資信託です。
 
これらのファンドは、指数を構成する銘柄と同じ銘柄を同じ比率で保有することで、市場全体の動きを効率的に捉えることができます。
 
ノーロードタイプのインデックスファンドは、投資家にとって費用対効果が高い選択肢となります。

初期投資額をそのまま運用に回せるため、長期的なリターンに大きな影響を与える可能性があります。
 

アクティブファンド

アクティブファンドは、特定の指数を上回る運用成績を目指す投資信託です。

ファンドマネージャーが市場や企業の詳細な調査・分析を行い、優良な銘柄を厳選して投資します。
 
これにより、インデックスファンドよりも高いリターンを期待できる可能性があります。

一方で、アクティブファンドにはデメリットもあります。

専門家の判断に基づいて運用されるため、通常は信託報酬が高くなる傾向があり、投資家の手数料負担が大きくなる可能性があります。
 
また、ファンドマネージャーの判断が常に正しいとは限らず、市場平均を下回るリスクもあります。
 
しかし、「ノーロード型」と呼ばれる購入時手数料がかからないアクティブファンドを選ぶことで、初期費用を抑えることができます。

これにより、長期的な運用で高いリターンを狙うことが可能になります。
 
「iTrust」シリーズは、ノーロード型のアクティブファンドの一つです。

購入時手数料が無料で、信託報酬も低く抑えられています。

このシリーズは、厳選された銘柄に投資し、NISA(少額投資非課税制度)の成長投資枠にも対応しているため、非課税のメリットを享受しながら資産形成が可能です。
 

ノーロード投信信託を選ぶ場合のポイント

次に、ノーロード投信を選ぶ場合のポイントを紹介します。  

ファンドの過去の運用実績を確認する

過去の運用実績は、ファンドのパフォーマンスやリスクを評価するための指標です。
 
このような過去の実績を分析することで、投資家は将来のリターンをある程度予測し、投資判断を行うことが可能となります。
 
投資信託の運用実績を評価する際には、主に利回りや騰落率といった評価基準が用いられます。
利回りは投資元本に対する1年あたりの収益の割合を示し、騰落率は一定期間内の価格変動を表します。


これらの数値を確認することで、ファンドの過去のパフォーマンスを客観的に評価できるのです。
 

純資産総額の確認

純資産総額が大きいファンドは、運用の安定性があります。
 
大規模なファンドは運用を続けやすく、急に解約されてしまうリスク(突然の償還リスク)が低いです。
また、コスト面でも有利で、取引の規模が大きいため、1回あたりのコストを抑えられます。
 
eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)ファンドは、純資産総額が5000億円を超える大型ファンドで、信託報酬率はわずか0.05775%と、業界でも最も低い水準となっています。
 
このように、純資産総額の大きなファンドを選ぶことで、投資家は安定性と低コストの2つのメリットを受けられるでしょう。
 

NISAやiDeCoとの適合性

ノーロード投資信託は、購入時の手数料が無料なため、投資資金を運用に回せるメリットがあるでしょう。

これにより、NISAやiDeCoといった税制優遇制度との相性が良く、長期的な資産形成に適しています。
 
楽天証券では、国内外の株式や債券、REITなどのノーロード投資信託を1,000本以上取り扱っており、投資家は自分の投資戦略に合ったファンドを選択できます。
 
また、つみたてNISAの対象商品としても多くのノーロードファンドが登録されているため、税制優遇を受けながら長期的な資産形成を行いたい投資家にとっておすすめです。
 

まとめ

ノーロード投資信託は、購入時手数料が無料で、長期投資に向いています。
 
複利効果の最大化やNISAとの相性の良さがメリットです。

しかし、運用管理費用が高くなる傾向や商品ラインナップが限定的といったデメリットもあります。
 
全体的に、ノーロード投資信託は初期コストを抑えつつ長期的な資産形成に有効なツールです。

ただし、信託報酬や運用実績、純資産総額など、選択時には複数の要素を検討して選ぶようにしましょう。
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